鹿角も雪が降り始める季節になりました。
こちらに帰ってきて2年経ちましたが、
当初は「綺麗〜☆☆」と言っていた帰郷1年目の私も去年はさすがにまいりました。
稀に見る大雪——。
朝仕事で家を出ようとすると扉が真っ白、開けてビックリ。
やまない雪が屋根を伝い落ち、家から出られない。なんてこともしばしばありました。
「鹿角って大変…」と思われるかしれません。
あまり声を大にして言えないことでもあるかもしれません。
でもこれも現実です。
ただ、今年はそれを教訓にできます。
「猫とおじさんと私」で、以前紹介させて頂いた北限の桃——。
鹿角の特産ブランド品のこの桃も、被害を受けました。
去年のように雪の重みで木が折れないよう、より多くの支柱を立て冬に備えます。
チェーンソーで長さを合わせ、支柱を作ります。
また、気をつけなければならないのがもう一つ。
それはネズミ。
エサがなくなるため、雪をかき分け木の幹をかじります。
農薬の空いた袋などを巻き、それを防ぎます。
枝が込み合い雪を積もりやすくしないために、剪定もします。
面白いのは冬の桃剪定は枝を少し残すということ。
りんごと違い、凍害に弱い桃はギリギリまで木を切らず、残すことで予防するそうです。
はしごの上で伸びをするクロちゃん。
今年は雪ともっと仲良く共存できますように…
見守っててね。
夜は近くのホテルでお疲れさん会をしました。
「来年は函館行きたいね。」なんて言いながら。
北限の桃よ、私たちを函館に連れて行ってくれ。
今年はどんな冬景色になりますか。
さて、どうなることやら。
(ロケーションかづの理事・U)